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内容量(一括表示明細)

1.基本的な考え方
 
 内容量の表示は、計量法に定められており、同法にしてされている商品(特定商品の販売に係わる計量に関する政令第5条に揚げる特定商品)については、その規定に従って表示をします。
 特定商品以外のものは、JAS法に基づく加工食品品質表示基準により表示し、さらに個別の品質表示基準、公正競争規約等に規定があるもについては、それらの規定に従って表示します。

 

2.内容量の表示方法

 ①特定商品

 ・特定物象量を表す数字及び文字を、容器包装の見やすい箇所に見やすい大きさ及び色をもって表示。
 ・法定計量単位の記号を用いる場合には、グラム(g)、リットル(L)など、法に規定する記号を用います。
 ・特定物象量を表す数値が1万以上とならないような計量単位を用います。

 ②特定商品以外(「加工食品品質表示基準」による表示)

 ・特定商品以外のものについては、内容重量、内容体積又は内容数量を、それぞれグラム(g)、キログラム(kg)、ミリリットル(ml)、リットル(L)など、法に規定する記号を用います。
 ・固形物に充填液を加え缶又は瓶に密封したもの(固形物の管理が困難なものを除く)にあっては、固形量及び内容総量として表示します。ただし、内容総量については、固形物と内容総量がおおむね同一の場合又は充填液を加える主たる目的が内容物を保護するためのものである場合は、この限りではない。
 ・固形物に充填液を加え缶及び瓶以外の容器又は包装に密封したもの(たけのこ、山菜などの野菜の水煮、こんにゃくなど)にあっては、固形量として表示することが出来ます。

 ・特定商品以外で内容量を外見上容易に識別できるものについては、省略することが出来ます。
 ・「内容量を外見上容易に識別できる」とは、製品が容器包装された状態で、容器包装を開かずに、内容数量を外見から容易に判別することができる場合をいいます。

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原材料産地名(一括表示明細)

1.基本的な考え方
 ①原料原産地表示とは、加工食品の原料に使われている一次産品(農畜水産物)の原産地に関する表示のことをいいます。
 
 ②原料原産地の表示が必要なものとしては、加工食品品質表示基準で義務づけられている22食品群(黒糖及び黒糖加工品、こんぶ巻が追加)と個別の品質表示基準で義務づけられている4品目が規定されています。
  消費者庁 原料原産地表示の拡大
 
 ③加工食品全般については、産地名の表示が加工地を表すのか原料の産地を表すのかが不明瞭な表示は禁止されています。

 原料原産地表示が必要な食品(以下PDF資料)食品表示検定テキスト中級より
 https://docs.google.com/file/d/0Bz5oR7r9WBhfYlRqR21jV3AySlU/edit

2.表示方法

 ①原料原産地の表示は、対象品目の原材料のうち、主な原材料(原材料に占める重量の割合が最も多い生鮮食品で、かつ、当該割合が50%以上であるものをいう)について原産地の表示をします。
 ②「主な原材料」を判断する際には、水を除いて計算し、水を除いた原材料のうち重量が50%以上を占めるものが「主な原材料」に該当します。また、塩蔵品についても、食塩は製品の主要な構成要素とは認められないことから、塩を除いた原材料で重量を計算します。
 ③主な原材料が国産の場合は、「国産である旨」を輸入品の場合は「原産国名」を表示します。ただし、国産の場合は、国産の表示に代えて、次のように表示することができます。
 (ア)農産物ー都道府県名その他一般に知られている地名
 (イ)畜産物ー主たる飼養地が属する都道府県名その他一般に知られている地名
 (ウ)水産物ー生産(採取及び採補を含む。)した水域名、水揚げした港名、水揚げした港又は主たる養殖場が属する都道府県名その他一般に知られている地名。また、輸入された水産物の場合は、原産国名に水域名を併記することが出来ます。
 ④生鮮食品の原産地表示と異なり、原料原産地名の表示は、都道府県名で表示する必要はなく、「国産」表示で構いません。③のア~ウは、「国産」より狭い限定された地域(例:「九州産」、「関東産」)の表示が出来ることを示しています。
 ⑤原料原産地表示は、国内で製造したものが対象であり、輸入品には適用されません。(輸入品は「原産国名」の表示が必要となります。

※なお、うなぎ加工品、かつお削りぶし、農産物漬物、野菜冷凍食品については、個別の品質表示基準の表示方法により原料原産地名を表示します。

原材料名(一括表示明細)

1.基本的な考え方
 ①使用した原材料を、食品添加物以外の原材料と食品添加物とに区分し、原材料に占める重量の割合の多いものから順に表示します。
 
 ②食品添加物以外の原材料は、その最も一般的な名称をもって表示します。
 
 ③食品添加物は、食品衛生法施行規則に従い表示します。

2.複合原材料について
 
 ①複合原材料とは「2種類以上の原材料からなる原材料」のことをいいます。具体的には、すでに加工された製品を仕入れて新たに製造する製品の原材料として使用するものなどをいい、しょうゆ、ビーフエキス糖の調味料のほか、弁当惣菜の具材等がそれに該当します。
 
 ②複合原材料については、その複合原材料の名称の次に括弧を付して、それを構成する原材料を重量の割合の多いものから順に表示します。
 
 ③複合原材料を構成する原材料のうち、複合原材料に占める重量の割合が5%未満の原材料については「その他」とまとめて表示することができます。なお、この場合でもアレルギー物質を含む旨の表示と食品添加物の表示を省略することはできません。
 
 ④複合原材料が製品の原材料中の5%未満のとき又は複合原材料の名称からその原材料が明らかなときには、その複合原材料についての原材料の表示を省略することができます。
 
 ⑤「複合原材料の名称からその原材料が明らかなとき」とは、次の場合が該当します。
  ・複合原材料の名称に主要原材料が明示されている場合。(事例:鶏唐揚げ、鯖味噌に等)
  ・複合原材料の名称に主要原材料を総称する名称が明示されている場合(事例:ミートボール、魚肉エキス、植物性たん白加水分解物等
  ・JAS規格、品質表示基準で定義されている場合(事例:ハム、マヨネーズ等)
  ・上記以外で一般にその原材料が明らかである場合(事例:かまぼこ、がんもどき、ハンバーグ等)
 
 ⑥複合原材料の表示において、食品添加物は、複合原材料の名称の次の括弧の中には表示せず、製品全体に含まれる他の食品添加物と併せて、原材料に占める重量の割合の多いものから順に表示します。



例) 弁当の具材としての鶏唐揚げ

  名  称  弁当
  原材料名  ご飯、鶏唐揚げ(鶏肉、卵白、小麦粉、植物油脂、しょうゆ、食塩、砂糖、こしょう)、ゆで卵、
         ごまあえ(さやいんげん、にんじん、ごま、しょうゆ、砂糖)、のり、・・・・・・

  鶏唐揚げの括弧内の赤字部分は省略可能です。 唐揚げの名称からその原材料がその原材料から明らかである

  ごまあえ括弧内の原材料を省略することは出来ない。 名称からその原材料が明らかにならない為。
 ただし、「しょうゆ」「砂糖」のごまあえに占める重量割合がいずれも5%未満であれば省略できる。

名称等(一括表示明細)

名称等

基本 一般的にわかりやすい名称を表示します。

表示方法

1.JAS法で個別の品質表示基準が規定されている場合
 ①個別の品質表示基準に従った名称を表示。
http://www.maff.go.jp/j/jas/hyoji/kijun_itiran.html
 ②「うなぎ加工品」や「野菜冷凍食品」のように品質表示基準が定められていても、名称の規定がないものについては、「その内容を表す一般的な名称」を表示します。
 ③個別の品質表示基準が定められている品目のうち、次に掲げるものについては、その品質表示基準中の定義に従った名称を表示し、これ以外のものにあっては、その名称を表示することはできません。

●「食肉製品、魚肉練り製品」 : ハム類、プレスハム、混合プレスハム、ソーセージ、混合ソーセージ、ベーコン類、魚肉 ハム及び魚肉ソーセージ、チルドハンバーグステーキ、チルドミートボール
●「清涼飲料水」 : にんじんジュース及びにんじんミックスジュース、豆乳類
●「穀物加工品」 : マカロニ類
●「農産物」 : トマト加工品、乾しいたけ
●「水産物」 : 削りぶし、うに加工品、うにあえもの、乾燥わかめ、塩蔵わかめ
●「調味料」 : ウスターソース類、ドレッシング及びドレッシングタイプ調味料、食酢、みそ、しょうゆ、めん類等用つゆ
●「油脂、油脂加工品」 : 食用植物油脂、マーガリン類
●「その他」 : 乾燥スープ、チルドぎょうざ類

2.食品衛生法や公正競争規約等に規定されている場合
 ①個別の品質表示基準が定められていない品目については、その品目が「食品衛生法」「公正競争規約」の法令を確認し、合致する場合はそれに準ずる。食品衛生法食品衛生法)、公正競争規約とは公正競争規約の業種
 ②「乳及び乳製品」にあっては、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」の第2条の定義に従った種類別を表示します。 
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26F03601000052.html
http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/housyaseibussitu_gaiyou.pdf

 ③「乳及び乳製品」のうち、クリーム、濃縮ホエイ、クリームパウダー、ホエイパウダー、たんぱく質濃縮ホエイパウダー及び乳酸菌飲料にあっては、乳製品である旨を明記します。
 ④「乳及び乳製品」を主要原料とする食品にあっては、名称又は商品名を表示します。

3.個別の品質表示基準、食品衛生法、公正競争規約等にも規定がない場合
 ①「その内容を表す一般的な名称」として消費者にわかりやすい名称を事業者の判断により表示します。
 ②主要原材料、配合割合、用途等からの見地、消費者に誤認を与えないか、誇大ではないか、脚色していないか
 ③新製品等業界内でも、未だ名称が広く定着していない食品の場合は、社会通念的に内容がどのような食品で あるかが判断できるものであれば、その名称を表示することが出来る。

4.商品名との関係について
 ①商品名は、一般に食品の名称にはなりませんが、当該商品名がその内容を表す一般的な名称であれば、名称として使用することが出来ます。
 ②名称に括弧を付して商品名を併記することは、併記により名称を誤認させるものでなければ、差し支えありません。
 ③一般的な名称に当たらない商品名、固有名詞を名称として表示することは出来ません。

5.表示する箇所
 ①一括表示枠内に表示することになっていますが、名称を商品の主要面に記載すれば、一括表示枠内での表示を省略することができます。

 ②一般的名称を商品名として使用している場合、その商品名は名称であると判断されますので、一括表示の表示を省略することができます。

 ③商品名が一般名称ではない場合、一般名称を商品名に併記すれば、一括表示部分の名称を省略することが出来ます。但し、一般名称を商品名に比べて著しく小さく表示するなどの方法は、消費者に誤認を与える可能性があることから名称の省略認められません。
プロフィール

max10th

Author:max10th
MAX10th

食品の業界に15年います。
「幸せな食」をテーマに、安心・安全・栄養・食育等を扱っていきたいと思っています。
このブログは、まずは食品表示検定が内容のメインとなっています。

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